修理して またまた活躍する丈夫な紙バンドかご!
こんにちは。山のかご編み屋さんこと、keitamaです。
2年程前のことだったでしょうか。
知り合いの方に頼まれて手さげかごを作りました。
デザインと色指定で作りましたが、とても気に入って下って
いつも使ってくれていました。
先日、持ち手の取り付け部分が取れそうになったと
カゴを見せてくれましたので、他の部分もチェックしてみると、
底のかどの部分も擦れて傷んでいました。
大切に使ってくださっているので、ぜひ修理したいと思い、
持ち帰らせていただいたのです。
竹細工の手さげかごのように、気に入ったものは直しながら
ずっと使っていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
ところがしかし・・・
2年前にしっかりボンドで付けしてある紙バンドはしっかりと
くっついていて剥がすことはほとんど不可能・・?と思いましたが、
霧吹きで湿らせ、時間をかけたら少しずつ浮き上がってきました。
まずは持ち手の巻きひもをはがしました。
持ち手の芯部分が ちぎれかけていました。
これを補強するために、徐々に霧吹きで湿らせ、
ゆっくりゆっくりと時間をかけて紙バンドをはがしていきます。
目打ちなども使いますが、マイナスドライバーはとても便利です。
普段のかご編みの時にも大活躍しています。
そして、補強の紙バンドをボンドで貼り合わせ、
ふちひもと側面ひもに差し込みボンドで固定します。
後は持ち手の巻きひもを巻いて もと通りにします。
次は底のかど部分の直しです。
擦り切れた部分にボンドを付け、丁寧に形を整えます。
この小さなパーツの一方を側面に差し込み、
もう一方はかどにボンドで貼ります。
きれいに修正出来ました。
これでかごはもと通りに、いえ、それ以上に丈夫になりました。
もういちど全体に薄くニスを塗って完成です。
またしばらくの間、このかごは活躍してくれそうです。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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