リスの小物入れ、安定感がある編み方で
こんにちは。山のかご編み屋さんことkeitamaです。
今日の山道は、水分をたっぷりと含んだ空気、
辺りは白っぽく薄い霧の中を歩いているみたいでした。
木の影もいつもと違うように見え、緑は深く
静かで別のところに来ているみたい‥‥
その時、目の前を素早く横切っていくものがありました。
なんと、リスです!
その素早さったら‥‥ 気が付いたら、もうアッという間に
木の上にいて、枝から枝へ飛び移り、
よく見たくて目で追ったのですが、すぐに見えなくなってしまいました。
少し小さめの、子どものリスでした。
それはもう一生懸命で、
精一杯の力を尽くして逃げて行ったんでしょう、慌てなくてもいいのになあ。
というわけで、子どものリスの小物入れを作りました。
迷子になっていたのかは分かりませんが、
何となくおかあさんと寄り添っている感じで。
子どものリスの表情がちょっと元気がないように見えるけど‥‥
「人間に会って怖かったよお」というところでしょうか。
夏休みの子ども講座で作ってみようと思います。
この小物入れは置いたときの安定感が出るように、
底部分に段ボール紙を使っています。
丸く切った段ボール紙の表側と裏側に紙バンドを貼り付けて
はみ出た部分をカットします。
これで外ふちの紙バンドを貼る厚みが出来ました。
外周を貼り付けてたてひもを差し込む場所を作ります。
この作り方は安定感がよく、バスケット、バッグ、ダストボックス‥‥
本当に色々使えます。大きな物でもとにかく、しっかりしています。
最初に習った時は、段ボール紙の部分も紙バンドを使いましたが、
大きな作品になると何重にもなり、だんだんと重くなるので
段ボール紙にしてみました。
講座でもこのやり方でたくさんの作品を作りましたが、
受講生のみなさんにも大好評でした。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。