朴の木と朴葉寿司。ひょっとして、かご編みの方が楽かも?
こんにちは。山のかご編み屋さんこと、keitamaです。
大きな朴の木の葉が茂る季節が来ました。
とても大きくなる木で 葉も大きければ、花もまた大きく、
つぼみも大きく、白くて厚みのある花びらが開いたところは圧巻です。
木の高いところに花が咲くので 気付きにくいのですが、
辺りに ほの甘い いい香りがふわりと漂うので、
あぁ、今咲いているんだと分かります。
山道を歩いていて手が届きそうな所にある朴ノ木を見つけました。
大抵は大木ばかりで、うーんと高い所にしか葉がありませんが、
これなら、葉を収穫?できるかも と思う高さの木を見つけました。
しかしこれが、やはり 近づいて見ると背が高いのです。
手を伸ばしても 葉だけ取るなんて無理でした・・・
それを話してみると、何と、枝ごと切ってくれました。
飛騨地方などでは名産品として朴葉寿司はよく知られていて
土産品でもよく見かけます。
朴葉味噌なんていうのもありました。
わたくしも旅行に行った先で食べたことがありますが、
鮭の酢じめや きゃらぶき、しその実等
いろんな具材を楽しむことが出来て、美味しかったです。
今回はその朴葉寿司に挑戦してみようと張り切りました。
枝ごと切っていただいたのでは 成功させなくては!
あの1本の枝からこんなにも沢山の葉が取れました。
ざっと、60~70枚あります。
これは、朴の葉を切り取った後の枝なんですが、
こうして見てみると なんてユニークに見えるのでしょう。
珍しい植物か、 何かの飾りみたいです!
ついつい、こんなふうに飾ってしまいました。
センスがあればもっと面白くアレンジも出来るのに・・・
朴葉寿司を、調べながら作り始めたのはいいけど、
本当に多くの工程があります。
まずはこの大量の葉一枚一枚 を水洗いして
布巾で拭くところから始まります。酢で拭くというのもありました。
鮭を酢でしめてシイタケを煮て、薄い卵焼きを焼きました。
アサリのしぐれ煮としその実の漬物は買って来て・・・
本当ならばこれも自分で作るのでしょう。
きゃらぶきはこの辺りではたくさん生えている山ぶきで
作ったのを 頂いたのを使って・・・
具材を揃えるのもひと仕事です。手間がかかっているのですね。
ここまで来たら葉の上に 用意しておいた酢飯をのせて
見栄えよく具材を並べて葉をたたみます。
葉が上手くたためず悪戦苦闘しました。
何とか完成した朴葉寿司はこちら。
朴葉寿司は、紛れもないごちそうです。
中身をお見せする度胸はありませんが、
慣れない割には美味しく食べることが出来ました。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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